横河電機は、光通信用の機器や光学部品の品質測定に使用する「光スペクトラムアナライザAQ6370B」を開発、7月30日から販売を開始した。
「AQ6370B」は、2006年2月に発売した光スペクトラムアナライザ「AQ6370」の後継機種で、同機に比べて測定速度を50%高速化するなど測定時間を短縮したことで、生産ラインでの測定効率向上、コスト削減に大きな期待が持てる。
近年、高速な光通信ネットワークの急速な普及に伴って画像情報のやりとりが増えるなど、通信データ量が飛躍的に増大しているため、これまで幹線系で使われていた10Gbit/sの高速伝送がメトロ系(都市内)やアクセス系(電話局と電柱間)ネットワークにも適用されるようになっており、光通信装置メーカーや光部晶メーカーで10Gbit/s向けの通信装置や光学部品の生産量が増加してきている。
一方、通信事業者間におけるサービス・価格競争が激化し、光通信装置やこれらに搭載される光部品にも一層の低価格化が望まれている。そのため、光通信関連メーカーからは、これまで以上にコスト削減、生産性向上に効果のあるコストパフォーマンスの高い光スペクトラムアナライザが求められている。
同杜は、このようなユーザニーズに対応するため「AQ6370B」を開発した。光スペクトラムアナライザとしては、1998年に「AQ6317シリーズ」を発売し、業界トップシェアの世界的ヒット商品となっている。2006年にばその後継機種として、ユーザーの測定効率を高める「AQ6370」を発売した。今回は、さらに測定効率や精度を向上させた「AQ6370B」を市場に投入し、発売から10年経過したAQ6317シリーズの更新需要を取り込むねらい。
「AQ6370B」は、業界トップクラスのスループットをさらに向上し、従来機種に比べ30%の軽量化を実現した。販売価格は、AQ6370B本体が334万円、今年度400台、次年度600台の販売目標である。
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