2008年9月1日(月)
ローデ・シュワルツ、高効率のプリコンプライアンス試験用EMIテスト・レシーバ発売
ローデ・シュワルツ・ジャパンはコンパクト、低コストながら国際規格に沿った電磁波測定を可能にするプリコンプライアンス試験およびノイズ対策用のEMIテスト・レシーバ「R&S ESL」を9月1日より発売する。
「R&S ESL」は、3GHzと6GHzモデルを揃え、最新のCISPR16-1-1規格に準拠した検波器などを標準搭載、フルコンプライアンス機と同等の機能を備えている。同社の他のEMIテスト・レシーバ同様、スペクトラム・アナライザをベースに設計されているため、スペクトラム・アナライザとしても使用することができる。
電磁波は他の電子機器の誤動作の原因となるため、電磁妨害のEMIと電磁耐性のEMSの基準はIECやCISPRの国際規格や各国の法律で規定されている。このEMC規格に適合しているかどうかを試験するのがコンプライアンス試験。フルコンプライアンス試験は完成品で行う最終試験であるのに対し、プリコンプライアンス試験は、フルコンプライアンス試験に備え、ノイズ対策として開発・設計の現場で行う簡素化したEMI試験で、プリコンプライアンス試験だけでなく、近年、電子機器の内部が複雑化したことにより機器内部での電磁波の干渉の問題が出現し、電子機器メーカーは開発の早い段階からのノイズ対策に高い関心を寄せている。
「R&S ESL」は、CISPR、EN(欧州規格)や米国のFCC(連邦通信委員会)などの商用規格に準拠した方法で被測定物から漏洩する電磁妨害波を測定する。規格に準拠した帯域幅および検波器を使用し、1トレースあたり最大100万ポイントの測定データを得ることが出来るため、ノイズを取りこぼしなく測定することが可能。
また、EMI測定に必要な簡易自動測定ルーチンを内蔵し、詳細なノイズ測定を簡単な手順で迅速に行うことができる。開発の初期段階から簡便に的確な測定ができるため、製品完成後、EMI試験の不合格を理由に開発のやり直しといった事態を防ぎ、トータルの開発期間の短縮と省コストを実現する。
さらに、操作性に優れ、かつ簡易自動測定ルーチンを内蔵しているので、EMC試験を時々にしか行わないユーザでも簡単に使用でき、加えてEMIプリコンプライアンス測定用のWindowsソフトウェア・ツールR&S ES-SCANを使えば、測定を簡素化することが可能。
コンパクト、軽量、バッテリー駆動に対応しているため、無線通信事業者や管理当局が現場で行う電界強度測定や妨害波発信源の特定用途にも適している。
EMIテスト・レシーバ「R&S ESL」
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