東陽テクニカは、09年1月よりBluetest社(スウェーデン)製のリバブレーション・チャンバとソフトウエアを組み合わせた無線通信端末TRP/TIS評価システムを本格的に市場投入する。販売目標は、年20システム。
リバブレーション・チャンバを用いた同評価システムは、GSMやCDMA、WCDMA、ブルートゥース、WLAN、WiMAX、LTEなど、レイリーフェージングとなるマルチパス環境下での動作で設計されたすべての無線通信規格に対応した小型アンテナと端末の評価に使用することができる。
従来の小型アンテナや無線通信端末の評価方法は、電波無響室のファーフィールドもしくは、ニアフィールド・レンジでの3次元放射パターンデータの積分によって求めていた。
そのため、大型の設備投資とスペースが必要であった。
この評価システムは、これまでの評価方法と同等の結果が得られる代替評価手法で、オフィス環境下に設置ができる。
大幅な設備投資コストの低減に貢献し、TRP/TIS評価試験時間の短縮を実現する。
また、MIMO技術に用いられるスマートアンテナの評価に必要な再現性のあるマルチパス環境をつくることができるマルチパス・シミュレータであるため、マルチアンテナ実装端末のダイバーシティゲインなどをほぼリアルタイムで測定できる。
同社は、今年初頭から、この評価システムを国内の携帯電話キャリア向けにサンプル納入する中で、有効な評価システムとの評価・判断を得て、本格的に国内販売開始するもの。
販売にあたり、評価システムを同社テクノロジーインターフェースセンター(東京都中央区)内に常設し、実機(携帯電話など)を実際に評価できるデモンストレーションも開始する予定だ。
|  |
|